亜什蘭(Ashland)商業秘密及び特許権利侵害紛争案、年度“十佳(ベスト10)”案例を受賞

2012-12-15

2012年12月7日から9日まで中国弁護士知的財産権実務フォーラム及び中華全国弁護士協会知的財産権専門委員会第十回年会が、重慶で開催された。年会では、専門家の評価審査を経て、今年の全国“十佳(ベスト10)”知的財産権案が発表された。今回の十佳案例の入選基準は、次のとおりである: (1)当年、社会的に大きな影響を及ぼしたか、もしくは典型的な判例意義のあるもの。(2) 同類案件の中で初の観点を提唱したか、もしくは立法(司法解釈行政規程を含めて)改正につながったもの。(3)かつ弁護士の創造的労働と専門理論水准を体現することができ、完全に案件全体の事実の全貌を明らかにすることができたもの。

 その中で北京市集佳弁護士事務所の李永波、孔繁文等の弁護士が担当した亜什蘭(Ashland)グループ等と北京瑞仕邦精細化学工業有限公司等の商業秘密及び特許権利侵害紛争案が、年度“十佳”案例の一つに入選した。その他の当選案例には、米国アップル社と唯冠科技有限公司商標権利侵害紛争案件等がある。

 亜什蘭(Ashland)案件については、中国の裁判所の知的財産権案件に対する保護が強化され、審理レベルが向上を続けていることを浮き彫りとした。本案において、案件の受理裁判所である蘇州市中級人民法院と北京市第一中級人民法院は、優れた案件審理レベルと敬業精神を示している。  

 このほか、本案では北京集佳弁護士事務所の難解かつ複雑な案件への解決レベルも存分に示された。本案では、亜什蘭(Ashland)社の内部弁護士と技術者、米国側の外部弁護士、北京集佳弁護士事務所の中国訴訟弁護士が、強力な訴訟チームを作り上げ、互いに密切に協力し合い、充分にコミュニケーションを取り、案件に関わる事実を絶えず発見し続け、案件の良好な結果のために重要な保証を提供した。

 

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