世界知的所有権機関(WIPO)がすべての加盟国およびステークホルダーを招いて2024年4月26日世界知的財産の日を共に祝う。2024年世界知的財産の日のテーマは、知財とSDGs―イノベーションと創造力で築く地球の未来(IP and the SDGs: Building our Common Future with Innovation and Creativity)である。
各種祝賀イベントの世界各地での開催に伴い、世界知的財産の日はすでに真の意味での世界的なイベントとなっている。2024年、我々は世界各地の変革者に喝采を送り、彼/彼女らは現在持続可能な開発目標(SDGs)の実現に必要なイノベーションと創造を推進し、すべての人のためにより美しく、より持続可能な未来を構築している。知的財産権は我々が共に直面する世界的な課題に対応するための中核的なものである。知的財産権は成長と発展のための強力な触媒である。したがって、人々の生活と地球環境の保護の面において重要な役割を果たしている。2024年世界知的財産の日は、持続可能な開発目標を実現し、すべての人に幸福をもたらすために知的財産権、イノベーションおよび創造が発揮する中核的な役割を明確に示す一つの契機である。
国際社会が2015年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択し、このアジェンダは人類と地球の現在と将来の平和と繁栄のための共通の青写真を示したものである。「2030年アジェンダ」は17項目の持続可能な開発目標に支えられている。これらの持続可能な開発目標はすべての国が直ちに行動し、グローバルなパートナーシップを結び、より美しく、より持続可能な未来への道を開くよう呼び掛けている。
我々の共通の未来を構築し、持続可能な開発目標を実現するために、我々は自分の生活、仕事および娯楽の様式を再考する必要がある。2024年世界知的財産の日は、知的財産権により、我々の共通の未来の構築にとって極めて重要な革新的、創造的なソリューションをどのようにして奨励し、かつ拡大させるのかを考える一つの機会である。
(出典:WIPO中国)