6月に｢偉哥（バイアグラ）｣の特許権を勝取ったのに続き、米国ファイザー社は商標権侵害の理由で、広州威尓曼製薬有限公司等4社に対する訴訟を提起した。11月16日午前、北京市第一中級人民法院が本件を審理した。

　審理中、ファイザー社は、威尓曼公司が販売している｢偉哥（バイアグラ）｣錠剤のブルーの菱形立体商標とファイザー社取得の立体商標が極めて類似しており、商標権侵害の疑いがあるので、威尓曼公司等の会社に対する権利侵害行為の停止及び賠償金100万元の支払いを要求した。威尓曼公司は、中国製｢偉哥（バイアグラ）｣の錠剤は羅針盤の形をしており、色はうすいグリーンで、且つ特別に｢偉哥｣の文字が記されているので、一般消費者は一目で識別でき、権利侵害にあたらないと反論した。双方はそれぞれ生産したED治療バイアグラ錠剤を法廷に持参した。裁判官は、法廷では判決を下さなかった。