中国最高人民法院副院長曹建明は、6月初旬の「知財権と中国の現代化」フォーラムで、中国最高人民法院は、特許権利侵害に関する判定基準司法解釈の草案を作成中であり、更に検討修正後、正式に社会公開し、意見などを求めると発表した。

特許権利侵害判定基準の司法解釈以外に、最高法院は、不正競争訴訟や植物新品種裁判から生ずる主要な問題に関する指導意見も進めている。映画、音楽、テレビ番組の著作権紛争や特許ライセンシングの再審案件に関する調査、研究も行われている。

法院が受理し、処理した案件の分野は、WTOのTRIPS協議に関わる全ての分野にわたっている。しかしながら、最近では、知財権案件数が著しく増加し、新しい種類の犯罪が絶えず出現するので、案件処理も益々困難になってきたとのこと。