集佳が代理人を務めたドイツの有名な化学品企業の特許無効審判事件において再度権利保護に成功

2025-08-21

 事件の概要

 シムライズ(Symrise AG)は本社をドイツ・ホルツミンデンに構える、世界の主な香料・芳香化合物、食品および化粧品原料、滋養物メーカーの1つである。

 発明の名称を「抗微生物組成物」とするシムライズの中国特許(以下、「係争特許」という)は、無効審判請求人から2度目の無効審判請求を受けた。係争特許は以前にも1度無効審判請求を受けており、さらに、そのパテントファミリーも欧州において異議申立てを受けている。中国での最初の無効審判請求において、集佳チームは実効性のある答弁戦略を提示し、かつクライアントを代理して当該中国特許の有効性を維持することに成功した。

 2度目の無効審判請求において、請求人はさらに係争特許の欧州でのパテントファミリーの異議申立手続きにおける多くの文書を引用し、かつ係争特許が信義誠実の原則に従っていない、明細書の開示が不十分である、請求項が明細書により裏付けされていない、進歩性を欠くなどの無効理由を主張した。

 国家知識産権局の当該無効審判請求書に関する転送書類を受領後、シムライズは引き続き集佳を代理人として選任し、今回の無効審判請求への対応を委任した。口頭審理において、集佳チームは十分な準備を整えた上で意見を陳述し、証拠調べの過程では、請求人が提出した証拠の証拠能力と証明力に関する問題を指摘した。また、信義誠実の原則については、請求人の立証責任や法律概念の混同を指摘し、さらに複数の無効理由および証拠が「一事不再理」の原則に反することを的確に指摘した。また、口頭審理の状況に基づき、集佳チームは審理後に法廷終了後の代理意見および関連の参考資料を提出し、クライアント側の見解をさらに詳細に説明した。

 事件の結果

 最終的に、係争特許の請求項に対して訂正を加えることなく、無効審判請求人が今回の無効審判請求を取り下げ、係争特許の有効性が維持され、集佳チームはクライアントの特許権維持に再び寄与することができた。

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