集佳はクライアントの代理人として相手方の被疑侵害意匠の無効化に成功

2025-08-21

 先ごろ、北京市集佳法律事務所が某企業の代理人として特許無効審判手続きにおいて相手方の靴底に関する意匠の無効化に成功し、クライアントの関連訴訟手続きを強力に後押しした。

 事件の概要

 先日、特許権者の某自然人が集佳のクライアントとの間の訴訟紛争において、集佳のクライアントに権利侵害の停止を要求するともに、権利侵害による損害賠償を主張した。

 本件では、係争意匠と比較的類似している先行販売製品が市場に存在しており、係争意匠の出願日以前に、小紅書(RED)プラットフォームに投稿された記事においてすでに公開されていた。これに基づき、集佳チームはタイムスタンプを用いて公証手続きを行い、当該投稿を証拠として収集し、さらに小紅書プラットフォームのコンテンツの投稿・修正メカニズムについて特別に検証を行った。その結果、ユーザーが小紅書の投稿内容の修正した場合に、当該記事の公開日時も同時に更新されることが確認された。最終的に、小紅書の記事の真実性が合議体に認められ、係争意匠権は全部無効とされた。

 注目ポイントのまとめ

 本件において、国家知識産権局は、「小紅書は国内で比較的有名なライフスタイルと消費体験を共有するためのプラットフォームであり、そのユーザーは登録後、自ら記事をインターネット上に投稿することができ、投稿後、その末尾に表示された時間がその公開時間であり、ユーザーが自身の公開した投稿を修正した場合には、末尾に『……に編集されました』と表示され、最終編集時間を示すものとなる」と判断し、これに基づき小紅書のネットワーク上の証拠の真実性を認めた。また、国家知識産権局は、「小紅書の投稿は表示範囲を選択でき、自由に切り替えて痕跡を残さないようにすることも可能であるが、本件に係る投稿内容は製品紹介に関するものであり、明らかに他人と共有する意図を有し、係争意匠の出願日以前にすでに公開状態にあったことには高度の蓋然性がある。意匠権者が提起した疑義は、明確な反証がない状況の下では、この結論を覆す証明とするには不十分である」と判断した。このため、当該証拠はすでに係争意匠の出願日以前に公開されたものであると推定される。本件の処理結果は意匠権の権利確定手続きにおけるネットワーク上の証拠の真実性と公開性の認定について、模範と反面教師の2つの側面からの参考事例となっている。

 

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