聖象床板、中国大陸で権利侵害され、香港で提訴し、勝訴

2007-11-28

権利侵害の方法が多様になってきている。そのひとつとして、中国大陸と香港の異なる法律制度を利用し、香港で大陸の知名商標を商号として会社を設立し、香港会社の名義で大陸で製造した商品を販売する例があげられる。このような権利侵害行為は最近増えつつあり、多くの企業が困っている。中国床板メーカーの最大手企業――聖象グループもその例外ではないが、最近、香港高等裁判所の判決より、聖象グループは苦境から開放された。

2006年の初め、消費者の通報及び聖象グループの調査によると、江西沿江実業有限公司(以下、沿江実業公司と称す)は、製造を監督する名目で、聖象国際(香港)有限公司から授権し、「徳尓菲」ブランドの床板を販売し、しかも、消費者に対し、「徳尓菲」ブランドの床板が「聖象」床板シリーズのひとつであると宣伝した。聖象グループは北京集佳弁護士事務所に委託し、沿江実業公司の調査を行った。

2006年7月、北京集佳弁護士事務所は、聖象グループの委任を受け、江西省南昌市工商行政管理局に通報した。と同時に、聖象グループは、北京集佳弁護士事務所の提案を受け、香港高等裁判所に沿江実業公司を相手に提訴し、「聖象国際(香港)有限公司」、「SAINT SHINE INT’L(HK)LIMITED」の企業名登記の取り消し、及び被告の「聖象国際(香港)有限公司」(英文表記を含む)、又は原告が香港で登録した「聖象床板」商標と同一又は類似する標識を使用し、建築材料を製造、販売し、第三者に上記標識の使用を許諾する行為を禁止するよう求めた。

先日、香港高等裁判所は判決を下し、聖象グループの訴訟請求を支持した。

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