2017年11月13日、第19回中国専利賞の選出結果が公開された。「中国専利賞評価弁法」により、第19回中国専利賞は、中国専利金賞入選項目20件、中国意匠金賞入選項目5件、中国専利優秀賞入選項目804件、中国意匠優秀賞入選項目68件。
受賞専利の中で企業専利が圧倒的多数
今回、専利賞を受賞した専利のうち、企業専利は全体の81.90%を占める627件、高等教育機関専利は全体の12.55%を占める96件、個人専利は全体のわずか5.49%を占める42件であった。
受賞専利の海外展開の分析
受賞専利の海外展開の状況を俯瞰すると、8割の専利が外国の特許ファミリーを有していなかった。現時点で特許協力条約(PCT)に基づく国際出願を行ったのみで、海外で権利を取得していない特許は40件で、全体の4.7%を占めた。138件は少なくとも1つの国の権利を取得しており、全体の16.22%であった。
受賞専利の代理機構の分析
特許、実用新案の代理件数に関して、北京集佳知識産権代理有限公司は専利代理件数22件で専利代理業界をリードし、第2位と2倍の差をつけた。
なお、今回の専利金賞で第1位の特許【ZL03139760.3-分化および抗増殖活性を有するベンズアミド系ヒストン脱アセチル化酵素およびその薬用製剤】は、以前専利無効審判を請求された特許である。この件は集佳が特許権者の代理人となり、権利の維持を成功に導いた。