2019中国国際商標ブランドフェスティバルが7月6日、麗しの「塞上明珠」――銀川にて盛大に開幕した。
複数の栄誉賞
7月5日夜、注目された商標フェスティバルの表彰式および歓迎レセプションが銀川国際コンベンションセンターで盛大に開催された。北京集佳知識産権代理有限公司は、今年も2019年度「優秀商標代理機関」の栄誉に輝くとともに、2019年度「ブランド商標の構築に係る卓越した貢献賞」を受賞した。また、今期の商標フェスティバルでは初の「最優秀商標代理人」栄誉ランキングが登場し、集佳からは朱剛琴、杜燕霞、秦麗麗および常崢が、その際立った業績と卓越した業務能力が、多くの審査員に評価され、ランキング入りを果たした。
7月6日、商標事件代表事例評価分析フォーラムにて、集佳は再度表彰を受け、集佳が代理した「好声音」商標無効審判行政事件が「2018~2019商標事件代理優秀事例」に選出された。
2019集佳サロン|エキスパートが商標権濫用の規制問題について語り合う
7月6日、中華商標協会が主催、北京集佳知識産権代理有限公司が協賛した「集佳サロン――中国における商標権濫用規制の仕組みと利用戦略」が銀川国際交流センターホテルで成功裏に開催された。
サロンは、中関村遠見知識産権創新研究院院長の余暉氏が進行役を務めた。余氏は、今回のサロンの趣旨は、商標の冒認登録と商標権の濫用に係る規制の仕組みとその戦略について討論することにあると指摘した。北京市高級人民法院知的財産権法廷主席判事助理の潘偉裁判官、国家知識産権局商標局第一評価審査処処長の王継紅氏、MLL商務律師事務所パートナーの艾玲弁護士、集佳律師事務所パートナーの侯玉静弁護士、北京知識産権法院の周麗婷裁判官が、それぞれ「商標権濫用行為の法規制」、「評価・審査の手続きにおける商標権濫用の規制」、「EUにおける商標冒認登録の処理に係る法的枠組み」、「権利濫用行為の規制」、および「商標権濫用行為の民事救済手続きと商標濫用に係る無効審判請求手続きの関係」についてさまざまな観点から分析し、豊富な内容の発言が取り交わされ、テーマが掘り下げられた。3時間以上にわたり積極的な討論が進められ、今回のサロンは円満に終了した。
張亜洲弁護士が商標司法保護フォーラムで基調講演 権利侵害賠償の計算など司法上の難題について検討
7月8日、2019中国商標年次総会のフォーラムの大詰め――「商標司法保護フォーラム」が銀川国際交流センターで予定どおり開催された。本フォーラムでは、商標法改正および権利侵害責任と賠償額の計算などの問題について検討が深められた。集佳律師事務所パートナーの張亜洲弁護士が招請を受け、フォーラムの基調講演を行った。
張弁護士は「商標権侵害事件における賠償額計算の難点と解決策」というテーマで見解を述べた。続いて張弁護士は、代理した事件の具体例を踏まえ、賠償額計算の難題を解決する上での商標法で確立された証明妨害に係る制度に対し、自らの実感と考えを述べた。張亜洲弁護士はさらに、電子商取引の急速な発展に伴い、商品販売がますますオフラインからオンラインへと移行しており、そのことが、権利者にとって侵害商品の販売量の証拠を取得する上で非常に大きな利便性を供していることを指摘した。
フォーラムでは、上海市高級人民法院知的財産権法廷の王静裁判官、浙江省高級人民法院知的財産権法廷の陳宇裁判官、中国知識産権専門家人材データバンクの張学軍氏、中山大学法学院の李揚教授、江蘇省高級人民法院知的財産権法廷の曹美娟裁判長らゲストも、それぞれ各自の実務と体験を踏まえ、法定損害賠償額および懲罰的損害賠償規定の適用と計算の問題、侵害品の廃棄あるいは流通分野への参入禁止などの問題について各自の見解を述べ、分析を深めるとともに、会場の観衆とも積極的な意見交換を行った。